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MUSIC & MOVIE vol.03 MUSIC & MOVIE vol.03

JOURNALMUSIC & MOVIE TEXT:Covo Tagata / ILLUSTRATION:Tomohiko Matsumoto(dig) VOL 03 NEW DAYS 新しい何かに向き合う人へのメッセージ

ヘビーアウターが街から姿を消し、ライトな装いが楽しくなるこの季節。仕事でもプライベートでも何か新しいコトに出逢う人が多い時期ではなかろうか。ここでは、そんなタイミングで触れたくなる音楽と映画を紹介する。不安や希望が入り混じる時期にこそ楽しめる作品をご覧あれ。

Music

新しい時代を創造した名盤たち

01 Recommended Album No.01
Eagles/ イーグルス The Complete Greatest Hits/ ベスト・コレクション

ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」が発表された1976年。「ロックは死んだ」と言われたその年に「ホテル・カリフォルニア」をリリースし、その人気を決定的なものにしたイーグルス。ザ・バンドとは違ったアプローチでカントリーロックを耳馴染みの良いメロディーへと昇華させ、当時としてはハイブリッドな楽曲を量産し続けた彼らの軌跡をこのアルバムで体験してほしい。

¥3400+Tax ワーナーミュージック・ジャパン

02 Recommended Album No.02
A Great Big World/ ア・グレイト・ビッグ・ワールド Is There Anybody Out There?/ イズ・ゼア・エニバディ・アウト・ゼア?

クリスティーナ・アギレラを迎えて再レコーディングした代表曲「セイ・サムシング」が世界中でヒットを飛ばし一躍有名になった2人組の音楽ユニット、ア・グレイト・ビッグ・ワールドのデビューアルバムがこちら。少し影のあるメロディーワークと、時に70年前後の英国ポップスを彷彿とさせるサウンドは中毒性が高く、大人が肩肘張らずに聴ける一枚に仕上がっている。

¥1,800+Tax ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

03 Recommended Album No.03
Janis Joplin/ ジャニス・ジョプリン The Essential Janis Joplin
/ ジャニスのすべて

彼女が27歳でこの世を去ってから半世紀近くが経とうとしている。にも関わらず、いつ聴いても新しく、聴き手にこれほどまでのエネルギーを与えてくれるのは、彼女の生き様がダイレクトにサウンドに生きているからであろう。非常に繊細でコンプレックスが強かった彼女が、数々のプレッシャーと戦いながら吐き出した声は、何か新しい局面を迎えたときにこそ聴いていたい。

¥2,500+Tax ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

Movie

過去と未来の「新しい世界」から学ぶこと

01 Recommended Movie No.01
Blade Runner ブレードランナー
世界中でカルト的な
人気を博する
SF映画の裏定番

2017年冬に続編が公開されることが決定し、近年話題となっている「ブレイドランナー」だが、1982年公開当時は同時期に上映されていた「E.T」旋風の煽りもあり、大した興行成績を残せなかったことは有名な話。それでも同映画が後にカルト的な人気を誇るようになる理由は、工業デザイナーであるシド・ミードがつくった退廃的で中華エッセンスがまぶされた近未来像と、レプリカントと呼ばれる人造人間を介して表現される「アイデンティティ」に対する言及が、あまりにもリアルでクールだったから。日本が世界に誇る傑作アニメ「GHOST IN THE SHELL」をはじめとする数々の名作に影響を与え、世界中のクリエイターがファンであることを公言する本作。世界観が深淵なだけに、観賞後に余韻にひたる時間をたっぷりとった上で楽しむことをお勧めする。

『ブレードランナー ファイナル・カット』
※店頭在庫のみ ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

02 Recommended Movie No.02
Almost Famous あの頃ペニー・レインと
あの頃ロックが
教えてくれたことを
復習できる絶好の機会

「こちら側」「あちら側」。かつてのロックアーティストはこのような表現をよく使ったものだ。本作は両側に足を突っ込んだ15歳の少年が「ローリング・ストーン誌」の記者として、様々な初体験を積みながら「こちら側」へと歩みを進める様を綴った実話ベースの半フィクション作品。この映画の秀逸な点は、安直に社会から逸脱することが「こちら側」なのではなく、家庭や社会の価値観に染まらず自分を貫き通すと必然的に「こちら側」にたどり着いてしまうというロックの本質を突いたメッセージが、少年の成長を通して丁寧に描かれているところ。同作品をきっかけに、果たして自分は今どちら側なのか、ふと立ち止まって考えてみるのもまた一興ではなかろうか。「歪み」サウンド黎明期の硬派なロックがモチーフでありながら、ヒロインの名が「ペニー・レイン」というのもシャレがきいていて面白い。

『あの頃ペニー・レインと  特別編集版』
Blu-ray ¥2,381+Tax
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2000 DREAMWORKS FILMS L.L.C. AND COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

PROFILE

コボ田形 
COVO TAGATA | 
エディター

明治大学卒業後、株式会社エイ出版社に入社。男性誌「Lightning」「2nd(セカンド)」「CLUTCH MAGAZINE」のエディターを経て、某ブライダル専門誌の広告ディレクターに。アメリカンカルチャーの知見を活かしフリーランスエディターとしても活動しており、2016年9月に創刊されたサブカルチャー誌「BATTERY」においては編集長を務める。また、紙・Webにてミリタリーコンテンツを企画・制作する「MEDIARANGERS」のメンバーとしても精力的に活動を行っている。

 
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